洗面台横に奥行き12cmの収納棚をDIY

DIY

洗面スペースが狭くて使いにくい

我が家の洗面スペースはとっても狭いです。
90cm×90cmのスペースに洗面台があります。

洗面台のサイズも小さめで、幅60cmのTOTO製のが置いてあります。
(正面の扉は、水栓交換の時に取り外したら、その方が足元が広くなったので、そのまま使っています)

洗面台だけでは収納が足りないので、洗面台横、約28cmの隙間に無印良品のポリプロピレンストッカーキャスター付(幅18cm×奥行40cm)を置いて使っていました。
基本セットより段を増やして、高さも結構ある状態です。
圧迫感を感じながら、あまり疑問を持たず何年も、このレイアウトで使ってきました。

洗面台横28cmのスペースに置いた、無印良品PPストッカー

洗面台横28cmのスペースに無印良品ポリプロピレンストッカーを置いて使っていた

よく考えたら、幅28cmに対して、幅20cmの棚ではスペースもったいなくない?

幅ピッタリで、奥行きがもう少し小さい可動棚を作ったら使いやすいかも!!

狭いスペースに大きな収納棚があると圧迫感を感じる


洗面台横の幅28cmのスペースに収納棚を作ろう!!

まずは洗面台横のスペースを確認です。
洗面台横のスペースは幅約28cm

洗面台横のスペースを採寸したところ

洗面台横のスペースは幅約28cm

洗面スペース横の袖壁は出が約21cmでした。
これまでの無印良品のポリプロピレンストッカーは奥行が40cmあったので、洗面スペースへ出入りする時にも圧迫感を感じてました。

横の袖壁の寸法

洗面スペース横の袖壁の出は、約21cm

初めは、厚み12mm、910mm×1820mmの合板を縦に四等分した板(奥行き22cm×高さ182cm)で棚を作る計画でした。
試しに板を洗面台横に合わせてみましたが、なんだかしっくりきませんでした。

細長い合板を洗面台横に仮置きした写真

細長い合板を洗面台横に仮置きしてみた

洗面台の洗面ボールより上の位置では、奥行き22cmでも圧迫感を感じる。

洗面台横に細長い板を仮置きした写真2

奥行き22cmの板でも、洗面台の真横、頭の高さは圧迫感を感じた

頭の高さになる部分がが出っ張っていると、圧迫感を感じる。

洗面台横に細長い板を仮置き、目線に合板が入ってくる

目線に合板が入ってきて、圧迫感を感じる

改めて、洗面台の高さを採寸しました。
洗面台は高さ75cm、鏡がある部分の収納は高さは、一番下端が103cmくらいでした。
洗面台75cm、鏡103cmの高さに合わせて、上下2分割の棚で検討します。

洗面台の高さにをメジャーで測ったところ

洗面台の高さを改めて採寸してみた

鏡横の収納は出が約12cmでした。
洗面ボールは出が45cmほどです。

TOTO洗面LDE602CNZAの収納ポケットの写真

収納ポケットは出が約12cm

腰より上の収納が出っ張っていると圧迫感を感じる


洗面台横に作る棚の図面

下は動かせるようキャスター付き、上の方の棚は壁に付け薄型「上下セパレートの棚」を作ろう

上下に分かれた棚の図面です。
幅91cmの合板はすでに4等分してしまったので、奥行きとして使える最大寸法は22.5cmになります。
もうちょっと考えてからカットしてもらえばよかった…

洗面台横に作る棚の図面

洗面台横に作る棚、下段と、上段で奥行きを変えている

下段はキャスター付きにします。
板の幅があれば、もう少し奥行きのある棚にしたかったな…

洗面台横に置くキャスター付きの棚の図面

下段はキャスター付きにします

上段は洗面台の鏡部分の収納の出に大体合わせて、約12cmの奥行きです。

洗面台横に置く棚、上段の薄型の棚の図面

上段は洗面台についている収納と同じくらいの出にします

長い板をカットするのは、自分では難しいので、ホームセンターのカットサービスを利用しています。
厚み12mmの合板は、既に4等分にカット済み。

カットサービスは便利な反面、事前にきちんと計画が必要です。
私のように作りながら、色々変更になるパターンは
「もうちょっと考えてから材料買えばよかった~」
と思うことも良くあります…

キャスター付き棚の作り方

合板をカットする

厚み12ミリの合板は、910×1820mmの大きさです。

厚み12mmの合板

基本の材料は厚み12mmの合板

大きな板を縦にカットするのは、難しいので、ホームセンターであらかじめカットをしています。
今回は910÷4=約22cm で、カット後は 幅約22cm×182cm の板が4枚になりました。

ホームセンターのカットサービスで板をカットしているところ

長い方向に板を切る時は、ホームセンターのカットサービスを利用しています。

合板にワックスを塗る

表面にワックスを塗りたいので、やすりがけをします。

合板表面をサンダーで磨いているところ

合板の表面、小口はやすりがけ


塗装はクリアタイプの蜜蝋ワックスです。
ウエスで塗って、しばらく置いて、拭き上げるだけ。
簡単ですし、ある程度の水ははじいてくれています。

合板に蜜蝋ワックスを塗るところ

水周りで使うので、合板は蜜蝋ワックスで塗装します

スガツネの棚柱(SPE-1820)を取り付ける

キャスター付きの棚用に取り付ける、棚柱をカットします。
赤く印をしてる部分です。

キャスター付きの棚、棚柱を取り付ける部分

キャスター付きの棚に、棚柱を取り付ける

棚柱は182cmあるので、50cmにカットします。

棚柱を50cmにカットするため、印をつけたところ

棚柱を50cmにカットするため、印をつける

今まで棚柱は何度もカットしていますが、今回初めて棚柱をクランプで固定してカットしました。
カットするときに、棚柱が揺れて切りづらかったのが、クランプで固定することで、押さえが効き、揺れが減り、とっても切りやすかったです!!

カットする棚柱をクランプで押えたところ

棚柱をカットするため、クランプで固定してみた


棚柱は金属が切れる手鋸でカットします。

金属が切れる手鋸で棚柱を切るところ

金属が切れる手鋸で棚柱をカットします

全部の手鋸で切るのは大変なので、これくらい切れ目が入ったら、ポキっと折ります。

手鋸で棚柱である程度切れ目をいれたところ

ある程度切れ目が入ったら、ポキっと折り曲げます。

切った棚柱は、角を取るため、やすり掛けをします。

切れ目に沿って棚柱を折り曲げたところ

切れ目が入っているので、上下に動かすとポキっと折れます。

側板に棚柱を合わせて、取り付ける位置を決めます。

側板に棚柱を乗せたところ

側板に棚柱を乗せて、取り付ける位置を決めます。

側板の上から10cmのところに棚柱を合わせます。

側板の下端から10cmのところに棚柱を合わせたところ

側板の下端から10cmのところに棚柱を合わせます。

棚柱は板の端から2cmの位置に取り付けます。

棚柱を板の端から2cmのところに置いたところ

板の端から2cmのところに棚柱を取り付けます。

棚の枠を組み立てる

材料が厚み12mmの合板なので、小口にビスを使えるか心配でした。
側板と天板、側板と底板はL字金具を使って固定しました。

キャスター付き棚、L字金具で組み立てた部分

L字金具を使用した部分

側板と天板をL字金具で固定するところ

側板と天板、側板と底板はL字金具で固定します。

背板を取り付けます。
背板はなんでもよかったのですが、厚み12mmの合板が余っていたので、つぎはぎになりますが、そちらを使いました。
背板は見えないところだし、試しに棚本体の厚み12mm合板の小口に向かって、ビスで固定しました。
割れることなく、固定が出来た!!

背板に厚み12mmの合板を取り付けているところ

背板には、残りの合板を使った

背板に厚み12mmの合板を貼ったところ

背板は厚み12mmの合板を継ぎはぎで貼った

キャスターを取り付ける

棚は掃除の時など、楽に動かせるように、キャスターを取り付けました。

可動棚の底にキャスターを取り付けたところ

可動棚の底にキャスターを取り付けます。

棚受けと棚板を取り付ける

棚柱に棚受けを取り付けます。

棚柱に棚受けを取り付けたところ

棚柱に棚受けを取り付けます

物を取るときに、棚板が落ちたり、ズレたりすると使いにくいので、棚ズレ防止棚受を取り付けます。

棚ズレ防止棚受

棚板がズレたり、落ちたりしないように、棚ズレ防止棚受をとりつけます。

棚ズレ防止棚受に棚板を乗せたところ

棚ズレ防止棚受がストッパーになり、棚板がズレません。

洗面台横にピッタリ収まる棚が完成!!

洗面台横にDIYの棚を置いたところ

洗面台横にピッタリ収まりました。

洗面台横、上部の奥行12cmの棚の作り方

棚のサイズに板をカットする

棚の寸法に合わせて板をカットします。

洗面台横、奥行き22cmの棚の図面

洗面台横、奥行き22cmの棚の図面

側板は11cm×80cm、天板は24.1cm×110cmです。

棚を作るサイズにカットした合板

棚の寸法に合わせて、板をカットする

ワックスを塗る

カットした合板には蜜蝋ワックスを塗ります。
これで多少の水ははじいてくれます

棚柱をカットする

棚柱は60cmにカットします。

60cmにカットした棚柱

棚柱は60cmにカットします。

側板に棚柱を取り付ける

側板に棚柱を取り付けます。
端から2cm離して取り付けています。

側板に棚柱を取り付けたところ

側板には棚柱を2本づつ取り付ける。

棚の枠を組み立てる

側板、天板、底板をクランプで固定し、枠を組み立てます。
1人で作業するときは、クランプがあると便利です。

棚の枠をクランプで固定したところ

棚の枠はクランプで固定すると作業しやすい。

合板はビスで止めます。割れないように、下穴を空けます。

合板にビスを打つため、下穴を空けているところ

ビス止めするため、下穴を空けます。

厚み12mmの小口にビスを使うので、
径3mm、長さ3cmのビスを使いました。
割れることなく、しっかりと固定できました。

径3mm、長さ3cmのビスで合板を固定するところ

ビスは径3mm、長さ3cm

背板を付ける

枠ができたら、背板を取り付けます。
余りの合板を使っているので、つぎはぎです。
仮止めに小さな釘も使っています。(固定するときズレるのを防ぐため)
割れ防止のため、下穴を空けます。

背板として合板を取り付ける、下穴を空けているところ

背板の取付時にも下穴を空けます。

下穴が空いたら、ビスで固定します。

背板をビスでとめるところ

ビスは径3mm、長さ3cmです。

洗面台横に設置する

洗面台横の壁に棚をくっつけます。
ちょうど木の部分があったので、釘で固定しました。

洗面台横、棚を取り付ける木部

上部の棚は、釘で簡単に固定します。

重たいものは入れないので、釘で十分固定できました。

棚を固定した釘

棚は釘で固定しました。

釘は3ヵ所です。

釘2本で棚を壁にくっつけたところ

釘2本で十分固定できています。

棚の有効寸法は幅14.1cm奥行11cmですが、洗面所周りの細々したものは十分収納できました。

奥行き12cmの棚に洗面用具を収納したところ

奥行き12cm(有効11cm)の棚でも結構収納できます。

完成した洗面台横収納と使い勝手

鏡横の奥行き12cmの棚は、小さくても十分にモノが収納できます。
手前に出っ張っていないので、圧迫感もなく、洗面スペースが今までより広く感じます。

洗面台鏡の横に取り付けた奥行12cmの棚

洗面台横鏡の横に取り付けた奥行12cmの棚

下の棚は、奥行き約24cmですが、こちらも十分な収納力です。

DIYで作った洗面台横の棚

下は可動式、上は奥行が小さい棚の組み合わせ

棚の上は、普段はモノを置いていませんが、洗面時にちょっとしたモノが置けるので、便利です。

洗面台横、可動式の棚

下段は可動式になっている

・洗面台横は、上下で奥行きの違う棚を作ると、圧迫感を感じづらい
・キャスター付きにすると掃除がラク
・水を使う場所なので、ワックスを塗っておくと、安心
・厚み12mmの合板は、小口でビス止めでも大丈夫だった
・板は合板でない方が、見た目がきれいだった

材料と費用

・厚み12mm合板(1820×910)¥2,280

・棚柱 SPE1820 ¥862×4本 ¥3448

・棚受け SPE-FB20S ¥74×28個 ¥1998

・棚ズレ防止棚受け AP-FA20-WT ¥40×14セット ¥560

・ビス(棚柱固定用)φ3×10皿 ¥210

・ビス(キャスター固定用)φ3×10鍋 ¥300

・ビス(合板固定用)φ3×30 ¥400

・蜜蝋ワックス ニッペVINTAGE WAX クリヤー 160g ¥3058

・キャスター25mm自在 ¥107×4 ¥428

・L字金物 ¥300

合計 ¥12,982









使った道具

・インパクトドライバー

・丸ノコ

・電動ヤスリ

・金属ノコギリ

・金属用ヤスリ

・金槌

・メジャー

・クランプ