【DIY】和室に2×材でオープンクローゼットを作ろう!!

2×材のオープンクローゼット DIY

居間として使っている部屋にオープンクローゼットが欲しい

我が家は築90年の古い家です。
基本的に和室が多く、クローゼットと呼べる収納スペースはありません。

私の服、旦那さんの服、子供の服はそれぞれ収納場所が違います。
最終的には1か所にまとめたいと思うのですが、

ひとまず、子供服の収納場所として、
居間として使っている和室に、DIYでオープンクローゼットを作ることにしました。

居間に子供服があるメリット、デメリットを考える

メリットデメリット両方ありますが、
子供の服は、居間にある方が使いやすいと感じています。

居間、リビングに子供服を収納するメリット
・自分で服やパジャマを取りに行きやすい
・着替える頻度が多いので、居間にある方が便利
・子供服は洗濯物の量が多いので、畳んだ後にしまいやすい
居間、リビングに子供服を収納するデメリット
・すぐにしまわないと、居間が散らかる
・小さな子供が洋服を出して遊んで散らかってしまう

オープンクローゼットに求める機能

今回作るオープンクローゼットに求める機能
・壁面全て使う
・天井までの高さを使う
・もともと使っている無印良品のポリプロピレン収納ケースが使えるサイズにする
・襖がある部分(人が通る部分)に設置するので、なるべく奥行を小さくする
・冬場には大人の長いコートもかけられるようにする

オープンクローゼットの設置場所

オープンクローゼットを作る場所は和室の壁部分。
古い家って、窓や襖が多く、壁面を大きく使える部分が以外と少なかったりします。

和室図面

居間として使っている和室の図

人が通る襖の位置と重なるので、なるべく奥行は小さく設定したいと思いました。
市販の商品でも、オープンクローゼットができるような商品を探しましたが、
天井まで高さを使おうと思うと、天井で突っ張るタイプが多く、
我が家の和室の天井では突っ張るのが難しいと判断しました。
そして、やっぱりDIYしよう!!となりました。

拡大図面

オープンクローゼットと、襖の位置は干渉している

オープンクローゼットのプラン図

さて、先ほどの和室の壁に面した、オープンクローゼットのプランを考えます。
横幅は柱の間にピッタリと収まる寸法、
高さは天井高2m20cmより10cm低く、2m10cmにしました。
天井ピッタリにすると、組み立てたり、移動したりするとき、天井に当たってしまいます。
一人での作業なので、まず寝かせた状態で、組み立て、起こすという手順で作っています。

図面

オープンクローゼットのプラン図

右側の上部(ピンク)は洋服掛け、
右側の下部(黄色)は無印良品のポリプロピレン収納ケース(幅34×奥行44.5cm)が4つ横に並べられる寸法です。
左側は、冬場に長さのあるコート(大人用)を掛けるスペースです。
私の洋服は2階に収納していますが、冬場出かけるときの、コートを2階に取りに行くのは、
面倒だったので、ここにスペースをつくることにしました。

詳細図

オープンクローゼットの収納部分のレイアウト

2×材のオープンクローゼットの作り方

材料ですが、ホームセンターで購入の2×材を使っています。
最初に骨組みになる3つの部分を作ります
作業中の写真がない(ごめんなさい!!)ので、簡単な絵を使って紹介します!!

作り方

両サイドの柱と、間の柱から作る

両端に使う部材は2×4材で作ります
これを2セット

2×材で作るクローゼットの部材

両端の柱(側板)は2×材で作る

真ん中部分は少し細い1×4材
これは1セット

真ん中部材

間に使う部材は1×材で作る

2×材は長さ9cmの木ビスでこんな感じで固定していきます。
ビスでとめる前に、木材の小口にドリルで穴をあけています(8cm9mmに対して半分くらいの深さ)

ビス

2×4材はドリルで穴を空けてビスで固定する

次に先ほどの部材を繋いでいきます(ピンクの部分)

繋ぐ

3つの柱(側板)部材は2×材と1×材でつないでいく

次はD型ソケットというポール受けを取り付け、ポールを付けます
ポールは幅が広い方、狭い方、2か所に取り付けます

ポール

Dソケットでポールを取り付ける

天板を貼ります。
ここまで出来たら「よいしょ!!」と起こします。
天井に当たらないように気を付けて!!
ハラハラしながら何とか一人で起こせました。

天板

ホコリよけのため、天板を貼る

中段の板を乗せて固定していきます。
全て1×4材です。
中3枚は柱部材の上に乗せて上からビスで固定しました。
一番奥と、手前の板は横からビスで固定しています。

中段

中段として、板を取り付ける

中間の板部分

板部分

中段の板は1×2材

最後、底になる部分ですが、2×4材を使っているので、
このままだと、畳みとの間に3cm8mmの段差ができていて使いにくそうだったので、
家にあった板で塞ぎました。

底部分

底に板を張り、底面をフラットにする

左側の30cmスペースの底板は天板を同じ杉板

底板

杉板を底板に使った部分

右側の広いスペースの底板はもともとIKEAの棚だった余りの木を使いました。

底板2

元IKEAの棚の部材を底板に使った部分

 

2×材のオープンクローゼットの完成写真

完成したオープンクローゼットです!!

完成

完成したオープンクローゼット

奥行は45cmです。
ちょっと狭くなったけど、襖を開けたときに人が通れるスペースは60cmあります。

完成3

オープンクローゼットと襖は干渉しているが、人が通るスペースは残せた

とにかく奥行を小さくしたかったので、和室の長押と雑巾摺に当たる部分は雑ですが、柱部材を組み立てる前にカットしました。
こういう時にジグソーがあったら便利なんだろうな…
手鋸と、ノミでカットしています。
これで、1cm~2cm、奥行きを有効に使えています。

カットアウト

長押に合わせてオープンクローゼットの部材はカットした

パイプはこんな感じです。
天板は家にあった、厚み1cmほどの杉板を貼っています。
はじめはホームセンターで厚み4mmの合板を買ったのですが、
余りにも薬品臭くて、帰りの車で気分が悪くなり、急遽杉板を貼ることにしました。
合板は4☆☆☆☆だったのに…。
これからは接着剤の匂いを、しっかり確認してから購入しようと反省しました…

パイプ

天板を下から見た様子

パイプの高さは、真ん中の棚から一番上まで、約118cmです。
パイプは直径3.2cmのものを使いました。

パイプ高さ

パイプは大人の服を掛けても中段の板につかない高さになっている

パイプ高さ2

高さ約118cmです

このクローゼットの以外な使い方が、取り込んだ洗濯物の一時置き場になること。
今はまだスペースに余裕があります。

洗濯物一時置き場

オープンクローゼットは洗濯物の一時置き場にもなっている

中段では畳む作業もできてしまう!!
一度床にドサッと置いてから畳む→しまう
よりも、格段に効率が良く、時短になります!!

畳む

中段は取り込んだ洗濯物を畳む作業ができる

下の段のスペースは今のところ余力があるので、子供の絵本やおもちゃを置いています。

完成

下の段には子供のおもちゃや絵本を置く簡単な棚を置いた

 

2×材のオープンクローゼットの材料と費用

材料一覧
2×4 6F ¥459×2=¥918
2×4 8F ¥699×2=¥1,398
2×412F ¥999×1=¥999
1×4 12F ¥699×5=¥3,495
木材カット代 ¥40×11=¥440
D型ソケット32mm ¥382×2=¥764
ステンレス巻パイプφ32mm ¥1,408×1=¥1,408
その他(ビス、金物等)¥1,000
合計 ¥10,422

2×材のオープンクローゼットのまとめ

良かった点
・子供服がまとめて置けるようになった
・天井までスペースを無駄なく使える
・容量があるので、大人の服も置けそう
・奥行きを小さく作ることができた
・洗濯物の一時置き場、畳む場場所にもなり、家事時間の時短になった
・思ったより低予算で作れた
改善点
・パイプが高いので子供は服が取れない
・服が丸見えなので、目隠ししたい