洗面脱衣室がちょっとオシャレに変身!!棚柱を使って壁面収納をDIY

洗面脱衣室に棚柱を使った壁面収納 DIY

洗面脱衣室をもっと使いやすくしたい!!

実家の洗面脱衣室は床置きのモノが多くて、狭く感じます。
タオルや化粧品の収納には背の高い引出し付きのカラーボッスクを使っています。
もともと知り合いの方から譲り受けた棚なので、何年前のモノか分かりません。
この棚がボロボロになってきたので、洗面脱衣室の収納をちょっと変えたいという話になりました。

洗面所のカラーボックス

見た目もちょっと古い感じのカラーボックス

洗面脱衣室の使いにくいところを考える

洗面所の使いにくいところを考えていきます。

現状の洗面脱衣室

体重計、洗濯物カゴは床置きなので、スペースが狭くなっている

・モノの量と収納の大きさが合っていない
・お風呂に入るときパジャマの一時置き場がないので洗濯機の上に置いている
・大人数が集まる時はタオル掛けがもう少し欲しい
・床に立てかけている体重計が倒れてくる
・収納スペースに余裕が欲しい
・長年使っている幅40cmのカラーボックスがボロボロになってきた
・置き家具だと床の掃除ができない
・棚、洗濯籠、体重計、とにかく床置きのモノが多いので、スペースが狭くなる
・タオルをかけるバーが取れかけている

使いにくい原因は「収納の容量が足りない」のと「床置きのモノが多い」ことのようです。

新しく作る棚に収納したいモノ

新しく作る棚に収納したいモノをリストアップします!!

・バスタオル
・フェイスタオル
・バスマット
・洗濯用品(洗濯カゴ、洗濯物を干す道具)
・洗濯洗剤
・家中の掃除用の洗剤
・洗面用品(歯ブラシなどのストック)
・化粧品
・体重計
・パジャマを一時的に置くスペース
・ドライヤー

収納スペースDIYのプランを考える

今回作る収納の計画しています。

初めはカラーボックスの代わりに、キャスター付きの棚を作る計画でしたが、
壁面上部のスペースを使えばもっと収納が増えていいのではと思いました。
壁面には棚柱を取り付け、今まで使っていなかった部分に収納を作ります。
細かい寸法は作りながら検討したいと思います。

DIYはフワっとした状態からスタートして、作りながら考えられるところが好きです。

洗面所収納DIYのプラン

キャスター付きの可動棚と、壁面上部に棚柱と棚板を取り付ける収納プラン。棚の奥行きは今まで使っていたカラーボックスと同じで、30cmにします。

洗面所収納DIYのプラン横からの図

棚の奥行きは30cmに設定した

材料をそろえる前に、もう少し詳しい図面をかきました。
キャスター付きの棚はリユース材を使う予定です!!

洗面所収納のプラン図

材料をそろえる前に、もう少し詳しいプランにする

壁に棚柱を取り付ける

いよいよDIYスタートです。
まず、今まで使っていた棚や、床置きのモノを移動させました。
カラーボックスは下にバスタオルを敷き、滑らせながら他の部屋に運びました。
マイペースに一人で作業するのが好きなので、自力でできる方法をいつも考えています。

棚を移動させ、何もなくなった洗面脱衣室

今まで使っていた棚を移動させ、DIYスタート!!

棚柱を取り付ける壁に、針付の下地探しを刺してみると、針が刺さりませんでした。
壁の下地は石膏ボードではなく、厚みは分かりませんが木の板のようです。
木の板が下にあるようなので、ここに直接棚柱を取り付けることにしました。

下地探し

針が付いた下地探しで壁の状態を確かめる

棚柱は4本取り付けます。
ロイヤルのチャンネルサポートASF-1 長さ600mmです。
棚柱はいつもこのシリーズを使っています。

棚柱

棚柱はロイヤルのチャンネルサポート、長さ600mm

下地の厚みは不明なままですが、長さ3.5mmのビスで棚柱を取り付けます。

長さ3.5のビス

棚柱の固定には長さ3.5mmのビスを使用する

天井から30cm下がったところに棚柱の天端を合わせます。
高さが揃わないと棚受けが上手に取り付けられないので、慎重に高さを合わせていきます。

棚柱の取り付け高さ

天井から30cm下がったところに棚柱の天端を合わせる

壁からは5cm内側に合わせます。垂直を確認するために、DIY用のレーザーを使いました。
レーザーの代わりに、5円玉をタコ糸にぶら下げたものでも垂直の確認ができます。

レーザーで垂直を確認する

壁から5cm内側に棚柱を取り付ける

高さと、垂直を確認しながら、4本の棚柱を設置しました。

4本の棚柱

4本の棚柱を取り付ける

棚板をカットする

棚板には厚み18mmで910mm×1820mmの大きさのの集成材を使います。
このままでは大きすぎて運ぶのが大変だし、縦方向に長く切るのは、自分では難しいので、ホームセンターで奥行300mmに合わせてカットしてもらいました。
壁面に取り付ける棚板は300mmピッタリでなくて良いので、残りの部分の板を使います。

3×6板の絵

910mm×1820mmの板はホームセンターで縦300にカットしてもらった

棚板の幅は実際の壁の寸法より少し余裕がある方が動かしやすいかなと思い、82cmに設定しました。

棚板の寸法

棚板の幅は両サイド1cmづつ余裕を持たせる

板の寸法が決まったので、丸ノコでカットします。
固定したほうが切りやすいので、作業台と板をクランプで挟んでいます。

クランプで板4を固定する

丸ノコを使う時はクランプで固定している

丸ノコで幅82cmにカットします。

丸ノコで板をカットする

1820mmの長さの板を丸ノコで82cmにカット

カットの時に板が下に落ち、端が割れてしまいました。
もったいないので、このままヤスリで削って使います。

板の端

板の端が少し割れてしまった

壁面の上部に付ける棚板2枚カット完了です。
奥行約30cm、幅約82cm、厚み18mmです。

奥行約30cmの棚板

壁面に付ける奥行約30cmの棚板が2枚できた

棚板を棚受けに乗せる

棚板を取り付けるブラケットは長さ25cmです。

ウッドブラケット

棚板のブラケット

棚柱に棚受けと棚板を乗せてみました。

棚受けに棚板を乗せる

25cmの棚受けに30cmの棚板を乗せた状態

有効幅より約1cmをみて棚板をカットしたので、棚板と壁の間には余裕があります。

棚板と壁の間

棚板と壁の余裕

棚板と棚板の間にも余裕があるので、高さを変えたい時にスムーズに動かせます。

棚板と棚板の間の隙間

棚板と棚板の間の隙間

棚柱と棚板の間には、5mmほど余裕を持たせます。
ピッタリくっつけてしまうと、棚受けを動かす時のあそびがないので、棚受けの高さを変える時、動かしにくくなります。

棚柱と棚板の間の余裕

棚柱と棚板の間には5mmほど余裕を持たせる

棚受けを取り付ける位置は、棚板の端から4cmのところにします。

棚受けと棚板を固定する位置

棚受けと棚板を固定する位置

先ほど印した端から4cmのところに、棚受けを乗せます。

棚板に棚受けと取り付ける

棚板に棚受けと取り付ける

棚受けをビスで棚板に固定します。
棚板は厚み1.8cmなので、径3.5mm長さ1.2cmのビスを使いました。

棚受けとビスで固定する

18mmの棚板に、12mmの長さのビスで棚受けを固定した

ハンガーブラケットを取り付ける

今回使った棚柱ですが、棚受けだけでなく、ハンガーブラケットなどを組み合わせて使うことができます。
洗面脱衣室にはハンガーや、ちょっとしたものを掛ける場所があったら使いやすくなるかなと思い、今回はハンガーブラケットを取り付けることにしました。

ハンガーブラケット

長さ25cmのハンガーブラケット

棚柱に取り付けるとこんな感じです。
もう少し短いのでも良かったかな…

ハンガーブラケット取り付け

ハンガーブラケットを棚柱に取り付けてみる

パイプはφ19mmで長さ92cmです。
このままでは長すぎるので、カットが必要です。

パイプ長さは920mm

パイプは92cmで棚柱間より少し長い

棚柱間の長さを計ると74cmでした。

棚柱間の長さ

棚柱間の長さを計る

パイプを計り74cmの位置に印をします。

パイプにカットする長さを印する

パイプの長さを計り、カットする位置を印する

パイプカッターを使ってパイプを74cmにカットします。

パイプカッター

パイプカッターで74cmにカットする

パイプには、エンドパーツ(ハンガーブラケットとパイプを固定するネジ)を付けるためのナットを打ち込みます。

ハンガーブラケットのナット

パイプにはナットを打ち込みます

パイプにナットをはめて、金槌で打ち込む準備をします。

パイプにナットをはめる

パイプにナットを入れてみる

金槌でナットを打ち込んでいきます。
これがなかなか大変で、ガンガン打ち込むがなかなかナットが入っていきません。

金槌でナットを打ち込む

金槌でナットを打ち込む

結局最後まではナットが入っていきませんでした…
ハンガーブラケットに取り付ける時、何ミリ誤差があるので、もう片方のパイプを1センチ弱追加でカットしました。

パイプにナット打ち込み完了

パイプにナットを打ち込むが、最後まで入らなかった…

両方ともナットが打ち込めたので、試しにエンドパーツのネジを入れてみました。
ちゃんとネジは入ったので、一安心。

ナットにネジを入れてみる

ナットにエンドパーツのネジを入れるとこんな感じ

パイプとハンガーブラケットをエンドパーツで固定します

エンドパーツとパイプ

エンドパーツでパイプとブラケットをつなげる

棚柱にパイプ付きのハンガーブラケットを取り付けます。
やっぱりブラケットはもう少し短い方がよかったかな…
パイプは色々とモノがかけられるので、今後の使い方が楽しみです!!

棚柱にハンガーブラケットを取り付ける

棚柱にパイプ付きのハンガーブラケットを取り付ける

奥行の小さい棚を追加する

あと何枚か棚板を付けても良さそうなので、棚板を追加します。
奥行30cmの棚板の下に取り付けるので、もう少し奥行きの小さい板を使います。
家に厚み18mm、奥行き約18cmの板が余っていたので、そちらを幅82cmにカットしました。

厚み18mm 奥行き18cmの棚板

厚み18mm 奥行き18cmの板が余っていたので棚板として追加する

棚受けブラケットは長さ15cmです。これも家に余っていたものです。棚柱は同じメーカーのもので揃えておくと、使い回しができて便利です。
奥行30cmの棚と同じ要領で取り付けます。

長さ15cmのブラケット

棚受けブラケットは長さ15cm

棚柱を使った壁面収納の完成

洗面脱衣室に棚柱を使った壁面収納が完成しました!!
上の棚は奥行30cm、下の棚は奥行18cmです。

棚柱を使った壁面収納

棚柱を使った壁面収納

棚板は同じサイズなので、自由に移動もできます!

棚柱を使った壁面収納はレイアウトも自由自在

棚柱を使った壁面収納はレイアウトも自由自在

向かって左の上段は高さ約180cmで、155cmの母でも背伸びすれば届く高さにしています。棚の上には吊戸棚BOXを置きました。
右側の上段は高さ約2mなので、台に乗らないと手が届きません。ここには使用頻度の少ないものをストックする予定です。
「ここだけちょっと新築になったみたいで嬉しいわ!!」
と母にも喜んでもらえました!!

壁面収納にモノを置いた

壁面収納にモノを置いてみた

まとめ

良かった点
・今まで使っていなかった壁面の上部に棚ができて、収納量が増えた
・壁面収納は見た目がスッキリしていて良い
・棚柱の長さは600mmか、900mmで迷ったが、600mmでちょうど良かった
・棚柱は木下地なので、取り付けが簡単だった
・可動式なので、自由にレイアウトを変えられる
・棚板部分はスペースに余裕があるので、パジャマの一時置き場とりても使える
改善点
・ハンガーブラケットはもう少し奥行きが小さくても良かった
・パイプにナットを上手に打ち込めなかった
・棚板は低い位置だと、頭に当たって危ない

材料と費用

・ロイヤルチャンネルサポート ASF-1 600クローム ¥410×4=¥1,640
・ロイヤルウッドブラケット R032W(R033W)250クローム ¥505×4=¥2,020
・ロイヤルウッドブラケット A33(A32)150クローム ¥350×4=¥1,400
・Hバースチール19φ HB-19 921mm クローム ¥982
・ハンガーブラケット A-70S(内々用)250クローム ¥598
・打ち込みナット 19N ¥137×2=¥274
・エンドパーツ M8A クローム ¥56×10(10個売)=¥560
・棚板 厚み18mm 910mm×1820mm ¥6,480
・その他備品(ビス等) ¥1,000
・吊り戸棚収納BOX 4個セット ¥2,780

合計 ¥17,734