洗面脱衣室の収納にキャスター付き可動棚を作ってみた

洗面脱衣室キャスター付き可動棚 DIY

洗面脱衣室の収納をDIYで使いやすくしたい

写真は実家の洗面脱衣室の収納です。
カラーボックスは幅約40cm、高さ約180cm、奥行き約30cmです。
背が高いので、そこそこモノは入りますが、細長いので、何だかバランスが悪い。
背が高い収納の上にさらに洗濯物を干すハンガーなどを入れるカゴまで乗っている…
古くなってきた感じもちょっと気になる…
洗面脱衣室にDIYでスッキリと使いやすい収納を作っていきます!!

高さ180cmのカラーボックス

洗面脱衣室の高さ180cmのカラーボックス

キャスター付き可動棚の図面

キャスター付きの可動棚ですが、図面の寸法になっています。
今までのカラーボッスクの2倍程の幅になりますが、棚の下段に洗濯物を入れるカゴ、ハンガー等が入ったカゴ、棚の下に体重計を収納できる寸法になっています。
厚み3cmの天板と側板はリユーズの木材を使います。
可動式の棚板は厚み1.8cmの板です。

キャスター付き可動棚の図面

キャスター付き可動棚の図面

棚に使う板に棚柱を取り付ける

棚の側板に棚柱を取り付けます。

棚の木材と棚柱

棚の木材と棚柱

ステンレスの棚柱は長さが1820mmあります。
このままでは長すぎるので、910mmづつにカットします。

ステンレスパイプ

1820mmのステンレスの棚柱は半分の910mmにカットする

棚柱は金属ノコギリで簡単に切ることができます。
初めに鋸で型が付くくらい切ったら、残りはポキっと折って切断しています。
切断後は金属用にヤスリで角をとります。

棚柱をカットする

棚柱は金属ノコギリで簡単にカットできる

棚柱は木材の端から2cmに合わせて取り付けます。

棚柱を付ける位置

棚柱は端から2cmのところに取り付ける

高さは下から1cmのところに合わせて取り付けます。
高さが合わないと、棚板を水平に取り付けられません。

棚柱の高さ

棚柱の高さは下から1cmに合わせた

4本の棚柱を全て取り付けます。
棚柱を固定するビスは頭径6mm、径3.1mm、長さ2cmです。

棚柱と側板に取り付けた状態

4本の棚柱を全て取り付ける

棚をコノ字に組み立てる

側板に天板を乗せ、コノ字型に枠を組んでいきます。

コノ字に建てる

側板に天板を乗せコノ字にする

ビスで固定する前に下穴を空けます。

下穴

ビスで固定する前に下穴を空ける

ここで息子がインパクトを使いたいからと、お手伝い。
まだまだ危なっかしく、目が離せませんが、子供も工具を使うのが楽しくて仕方ないようで、よくお手伝いをしてくれます。
下穴を空けたら、ビスで固定します。
その前に大事な作業を忘れてた…

ビスで固定

ビスで固定

ビスの頭を隠したいので、直径約1cm、深さ約1cm程度の穴をドリルで開けておきます。
ドリルで開けた穴に下穴を空け、ビスで固定していきます。
径4.5mm×長さ7cmのビスを使いました。
結構長いビスです。

ドリル穴

ドリルで開けた穴にビスを入れる

ドリルで開けた穴を埋めるために、穴にボンドを注入します。

穴にボンドを注入

穴にボンドを注入

直径約1cmの木の棒の先をカッターナイフで削り、
穴に差し込み、上から金槌で木の棒をたたきます。
最後に木の棒を鋸で切ります。

ビスを隠すための穴埋め

ビスを隠すための穴埋め

こんな感じでビスの頭が見えなくなります。
最後にヤスリで表面を磨けば綺麗に仕上がります。

穴埋め完了

穴埋め完了

棚のグラつきを抑えるためにL字金物を取り付ける

組み立てが完了しましたが、このままでは左右にグラグラします。
背板があれば、そんなにグラグラはしないと思いますが、今回の棚は背板なしで作っています。

棚が左右にぐらつく

棚が左右にぐらつく

グラつきを抑えるために、棚の裏側にL字の金物を取り付けます。
15cmの長さの金物です。

ぐらつきを抑えるL字アングル

ぐらつきを抑えるL字アングル

L字の金物は4か所に取り付けます。

アングルは4か所取り付ける

アングルは4か所取り付ける

これでグラつきが軽減しました。

グラグラしないかチェックする

グラグラしないかチェックする

キャスターを取り付ける

棚の下にキャスターを取り付けます。
側板の厚みは約3cmなので、ここに取り付けできる小さめのキャスターを探しました。

キャスター

小さめのキャスター

厚み3cmの板にキャスターを乗せてみました。
かなりギリギリですが、何とか取り付けできそうです。

厚み3cmの板とキャスター

厚み3cmの板とキャスター

キャスターは頭が鍋になったビス(丸みのあるビス)で取り付けたかったのですが…

キャスター

キャスターは頭が鍋(丸い)ビスが良い

途中で頭が鍋のビスが足りなくなったので、仕方なく頭が皿(平たい)のビスを使いました。

鍋のビスと皿のビス

鍋の鍋のビスと皿のビス

ビスの取り付け位置が板の端の方なので、一部板が割れてしまいました…

木が割れた

一部木の板が割れてしまった…

一部割れた部分もありますが、キャスター4つの取り付けができました。
これで棚の枠組は完成です!!

キャスター取り付け完了

キャスター取り付け完了

棚板を取り付ける

棚板を取り付けるため、棚の内々を採寸します。

棚板寸法

棚の内々の採寸

棚受けと、ズレ防止のための付属品を取り付けます。

棚受け

棚板を支える棚受け

ズレ防止の付属品

棚板がズレるのを防止するための付属品

L字金物の厚みも考えて、棚板はの幅は実際の内々寸法805mmより12mm小さい793mmにカットしました。

棚板

L字金物は棚柱3mmより分厚く5mmの厚みがある

棚板は2枚取り付けました。

棚板2枚取り付け

棚板2枚取り付け

完成したキャスター付き可動棚を洗面脱衣室に置いてみる

完成したキャスター付き可動棚を洗面脱衣室で使ってみます!!
タオル類は棚の中、化粧品は棚の上に置きました。
棚の天板が広いので、結構モノが置けます。

洗面脱衣室のキャスター付き可動棚

洗面脱衣室のキャスター付き可動棚

洗濯カゴと体重計はオープンになった棚の下に置いてみました。

洗濯籠と体重計

洗濯籠と体重計

体重計は棚の下に置いた方が使いやすそうだったので、棚板を3枚に増やしました。

棚板を3枚に増やす

棚板を3枚に増やし、体重計は棚の下に置いた

キャスター付き可動棚

タオルや、洗濯用品が収まった

同じアングルでビフォーアフターしてみます。
ビフォー
背の高いカラーボッスクに圧迫感を感じます。

洗面所ビフォー

洗面脱衣室の収納DIYをする前

アフター
壁面に作った可動棚とキャスター付きの棚で収納が増え、洗面脱衣室がスッキリしました。

キャスター付き可動棚と壁面収納

キャスター付き可動棚と壁面収納

まとめ

良かった点
・キャスター付きで動かせるので、使いやすい
・棚板は高さを変えられるので、自由な高さで使える
・棚板を3枚に増やしたので、体重計が上手に収まった
・洗濯籠、洗濯用品を床置きがなくなった
・リユース材を使ったので、低予算で作れた
改善点
・グラつき防止にL字金物を付けたが、多少のグラつきは残った
・キャスター取り付け時に板が割れてしまった
・キャスター取り付けのビスは準備ができてなかったので、間に合わせで対応した

材料と費用

・棚の天板 厚み30mm×865mm×300mm 2枚(リユース材)
・棚の側板 厚み30mm×950mm×300mm 1枚(リユース材)
・棚板 厚み18×793mm×300mm 3枚(壁面収納のDIYの時の板の残り)
・L字金物 4本(リユース材)
・棚柱 SPE1820 ¥862×2本=¥1,724
・棚受 SPE-FB20S ¥74×12コ=¥888
・棚受ズレ防止棚受 SPE-FC20 ¥40×6セット=¥240
・キャスター ¥180×4コ=¥720
・その他備品 ¥500
合計 ¥4,072